既にニュースを見られた方もいるかと思いますが、ファイルコインのマイニングが10月19日〜23日と正式発表されました。

このタイミングから正式にファイルコインのマイニングが開始されることになります。

そして、メインネットスタート後、世界中の大手取引所ではFilecoin(ファイルコイン)が上場することになるでしょうから、このあとの市場はファイルコイン)の話題で持ちきりになるでしょう。

先日は先物市場で15％を超える上昇ともなりましたが、この後は日々ニュースも流れることでファイルコインへの期待からの需要も増していくことが予想できますね。

今回のファイルコインの価格が上昇する理由

①既存に存在するファイルコイン のほとんどはロックされている
（ICO参加者のトークンはロックされ、売却は長期にわたり制限されます）

② スペースレースで配られた報酬であるファイルコイン の数も少ない

③ マイナーはこれからのマイニングでファイルコイン を保有する
手持ちファイルコイン はスペースレース報酬しかない

ようはファイルコイン の現物の売りものがほとんどないのです。そしてもうひとつ抑えるべき大切なポイントがあります。

ファイルコインのマイニングにはビットコインマイニングのように大量の電気を必要としません。

これは非常に重要なポイントで、マイナーは毎月の電気代を支払うため、固定コストの支払いのため、毎月一定量のビットコインを売却し、換金する必要がありました。

日々のマイナーの市場でのビットコインの売却はビットコイン価格の上昇を抑える要因のひとつとなります。

しかし、電気代が少額しかかからず、固定コストも低ければ、先々価格が上昇するとマイナーが考えているとすれば、わざわざ安値で市場でファイルコイン を売る必要がありません。

世界各国の大手暗号通貨取引所はファイルコイン のメインネット開始を、新規顧客獲得の大きなチャンスと考えています。

株式市場や為替市場への新規顧客流入と比較し、暗号通貨市場への新規顧客誘導は実は非常に低く、各取引所は大きな顧客誘導のきっかけを今は探しており、各取引所がファイルコインを集客のキャンペーンに利用しながら宣伝を行うことになります。

多くの投資家がファイルコインを買えば、需要に対して供給量が圧倒的に少ないため、ファイルコインの価格上昇につながり、結果的には新たな暗号通貨投資神話につながると考えているのです。

それによって、暗号通貨投資家が増え、取引が盛んになれば、取引所としても収益機会が増すことになります。

各取引所は様々なファイルコインに絡むキャンペーンも独自で準備しており、これによって世界中の投資家の中でファイルコイン への興味が集まることになります。

また、各取引所トップにヒアリングしてわかったことは、多くの取引所はできるだけファイルコインを現状の価格では売りたくないと思っていることです。中長期的に価格が上昇すると彼らも考えているわけで、最初はできるだけマイニングで得たトークンを売らずに、長期保有したいわけです。

しかし取引所のサービスとしてはファイルコインの売買をしていかなければなりません。そんなジレンマの中に取引所各社はあります。

様々な角度から考えても、ファイルコインの需要が如何に大きいかを肌で感じることから、中期的なファイルコインの価格上昇が起きるのではと考えています。